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<Author: 李白>
<Title: 夜泊牛渚懷古>
<Format: 五言律詩>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 夜牛渚に泊して、古を懷う>
<BookPage: 226>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
牛渚西江夜，
青天無片雲。
登舟望秋月，
空憶謝將軍。
余亦能高詠，
斯人不可聞。
明朝挂帆席，
楓葉落紛紛。
<End Poem>
<Translation>
牛緒（ぎゅうしょ）山下（やました）の長江（ちょうこう）西岸（せいがん）の夜（よる）、澄（す）んだ夜空（よぞら）には、ちぎれ雲（くも）もない。舟（ふね）に乗（の）りこんで秋（あき）の夜（よる）の月（つき）を眺（なが）めながら、ただ、昔（むかし）の謝尚将軍のことを思（おも）いやるばかりで、その人（ひと）に逢（あ）うことはできない。

わたしも謝将軍（しゃしょうぐん）に激賞（げきしょう）された袁宏（えんこう）と同（おな）じように、高（こう）らかにうたうことはできるのだが、かつての謝将軍（しゃしょうぐん）その人（ひと）に、聞（き）いてもらうわけにはいかない。明日（あした）の朝（あさ）、帆（ほう）をかけてここを立（た）ち去（さ）るときには、かえでの落葉（らくよう）が乱（みだ）れ散（ち）っているであろう。
<End Translation>